2012年01月11日
和歌山でホームステイ受け入れ(1) NZマオリ族の子ども
(*画像は、こちらよりお借りしました)
和歌山市にある私の実家では、過去に2回、ホームステイの受け入れをしました。
1度目は、1998年に和歌山ビッグホエールで開催されました 「第1回アジアこどもフェスティバルin 和歌山」 に参加された子ども達の受け入れでした。(こちら を参照ください)
参加国は、中国、韓国、オーストラリア、インド、マレーシア、モンゴル、フィリピン、スリランカ、タイ、トルコ、台湾、マレーシア、そしニュージーランドです。
我が家が受け入れた子ども達は、ニュージーランドのマオリ族(ワンガヌイ・ア・タラ・マオリ芸術団)の女の子二人でした。(小学1年生ターシャと2年生アタレタ)
確か…2泊3日でホームスティを受け入れたと記憶しているのですが、楽しいけれども、ハプニング続き(!)の3日間でした。
ターシャとアタレタは、どちらもニュージーのマオリ族と白人の方との混血児で、二人ともマオリ語とマオリの踊りにとっても誇りを持っていました。
二人ともファミリー(大家族です!)の写真を広げて、あれこれお話してくれました。気さくな本当に明るい女の子達!スコーン!と抜けるような明るさ、と言ったら皆さんに伝わるでしょうか?
ところで、我が家に到着したばかりのとき、ハプニングが!
小2のアタレタが、「これは私のスーツケースでない!!!」と泣き出しました。。。
ということで、確かわざわざカバンを交換しに会場へ戻ったのを覚えていますが…。
そしてやっと荷物を二人とも開けて広げると…
「おみやげの大事なマオリの陶器ボールが壊れて粉々になってるーーー!!!」
と、大号泣…
マオリ族の民族模様が描かれた陶器のボール。美しいものです。それが…!
可愛そうでしたので、私達家族で瞬間接着剤を使ってまるでパズルの組み合わせのようにチマチマしながら修復(!)しました。
やっと彼女に笑顔が戻り、色々お話をしてからシャワーを浴びてもらい、夜のご飯の時間になりました。
事前から、何にしようかな~?と母と相談していたのですが、天ぷらとから揚げなどにしました。
ターシャは食べました。日本の文化や言葉に興味を示していた彼女なので、食べ物も興味あったのでしょうね。
一方、アタレタは、一口も食べません。そして何が食べたい?と聞くと、「ポテトチップス!!!」
でも、夕飯にチップスもね~といいながらも、一先ず二人を連れて近くのファミリーマートさんに走っていきました。(サンドイッチや他にも食べられるものがあれば、と思い)
着くや否や、「これ何?」と、アタレタ。
「じゃがりこ」というお菓子に興味があったアタレタ。
家に帰って、サンドイッチなどをちゃんと食べてからお菓子にしましょう、と言い聞かせて、アタレタはようやく夕飯を食べてくれました。
そしてデザートの「じゃがりこ」を食べた瞬間…「It's sooooooooooooo GOOOOOOOOD!!!!!!」(おいしーーーーーーー!!)
もう言葉にならないように感激してました。^^:
ということで、彼女達へのお別れで渡してあげたお土産は、サンリオのキティグッズとじゃがりこでした。
二人ともキティもじゃがりこ(苦笑…)も大好きなので、本当に喜んでいました。
ちなみに二日目の朝、用事も兼ねて手平のイズミヤさんへ二人を連れて出かけました。
そしたら…
「わぁ~~~~~~~い!!!!!!いっぱいぶらさがってる~~~~!!!」
と、天井からぶら下がっている風船や色々なものに興味津々。
そして、とうとう二人で踊り始めました。^^:
更に、フリップフラップ(*英語でビーチサンダルのことをこう呼びます)を脱ぎ捨て(!!)裸足でイズミヤさんの中を歩き出す始末。。。
「ターシャ、アタレタ!ここはみんな、買い物をするところだから、走ったり踊らないで静かに歩こうね。…そしてフリップフラップもちゃんと履こうね。」
「…でも、NZでは、わたしずっと、ハダシだもん。」
とターシャ。
子ども達の「でもでも」攻撃を交わしながら、ひとまず靴をはかせ、静かに歩いてもらうことにしました。^^:
…が、サンリオに近づくと興奮が鎮まらず、またもや大はしゃぎ。
子どもなので、「ほしい、ほしい」ばかりでしたが、彼らの団長さんからのお約束がありましたので、買ってあげることをせず、密かに選んでお別れの日のプレゼントにしてあげました。
とにかくさすが女の子!ショッピング熱は、小学1年生からたいしたものです!
特に日本のショッピングは、どの国の子ども達にとっても楽しいでしょう、と思います。だから彼女達がイズミヤさんではしゃいだのも気持ちはわかります。^^ (でも、マナーは教えてあげないと…と私は当時躍起になっていました。)
ショッピングから家に戻り、その午後は、我が家の親戚の女の子(当時小1か2)も招いてマリーナシティへ皆で行きました。
やはり子どもの年齢が近いと、言葉の壁もものともせずすぐに仲良くなってくれました。
そしてその夜、その親戚の女の子も一緒にお泊りをしました。
もちろん中々寝ません!
実家の家の中を駆け回り、色々な部屋(空き部屋がいくつかあります)でコソコソお話をしたり。
年齢が近い女の子3人なので、女の子ワールドが出来上がっていたのでしょうね。
でも余りにも遅くまで起きているので、そろそろ…と思い見に行くと、手遊び歌をして遊んでいました。
日本の「せっせっせーのよいよいよい」のような遊びです。
しかし、歌詞が随分違うのです。。。
「チャイニーズ、ジャパニーズ アー ソー ファーニー!One,Two,Three!!」
とじゃんけんする遊びでした!
訳をすると、「中国人、日本人はおかしいなぁ~おもしろいなぁ~」となりますでしょうか。
私は思わず、「これNZのお遊び?」と聞きました。
そしたら、二人とも、「うん!こうやって遊ぶの!みんな知ってるよ~」と。
子ども達は意味もよく分からず遊んでいるのでしょうね。^^:
私も特に突っ込んで意味を詮索することをしないで(!)、他のお遊びも教えて~と促して色々聞きました。
このように、子供たちを預かりホームステイ受け入れをさせて頂いたのですが、私自身もたくさん学べました。
NZの言葉には慣れていず、しかも子どもの英語には手こずりました…。
しかし、私が言う英語はきちんと理解してくれていましたので、何とか3日間乗り越えられたと言いますか…。
何より、このホームスティで一番成長してくれたのはきっとNZのマオリ族の女の子達でしょうか。
異文化体験、そして知らない家庭で寝泊りする・・・。そしてダンスのお披露目。
本当によくがんばってくれました。
私自身も、このような機会を持てたことに感謝しています。
このような経験を「何か」の形で残していけるように、私もこれからがんばらないと、と思います。
さて、次のブログ記事は 和歌山でホームスティ受け入れ(2)-シンガポールの高校生- です。
御興味ございましたら是非お読み下さいね。^^
Posted by SHARING 親子で英語 at 01:33│Comments(0)
│和歌山のこと
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